SURFACE、12年の活動に終止符 笑顔の解散ライブで5000人熱狂

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2月に解散を発表した椎名慶治(Vo)と永谷喬夫(Gt)のユニット・SURFACEが13日、東京国際フォーラムで解散ライブ<Last Attraction>を行った。
解散を惜しむ5000人のファンで埋め尽くされた会場で約3時間、通常ライブの倍の全30曲を披露。
「この12年支えられて、最後の最後、こんなに集まってくれて本当にありがとう」と、感謝の気持ちを伝えた椎名は「必ず帰ってきます!また遊ぼうねー!」と笑顔を浮かべ、ファンの見守る中、有終の美を飾った。


キレのあるギタープレイで椎名を支え続けてきた永谷は「この12年、早かったといえば早かった。のんびりしていて、みなさんに迷惑をかけた時期もあった」とこれまでを振り返った。
序盤からアッパーな曲が続くなか、中盤では<バラードコーナー>を設け、聴かせる演出で観客を魅了した。
「素直な虹」では椎名が思わず涙し、歌詞が飛んでしまう場面も。「ごめんな、泣かないつもりだったんだけど」と、感情の波を抑えきれなかった。
それでも"湿っぽく終わらせたくない"と語る椎名は「寂しいよな?でも楽しいよな!?」と自ら悲しい気持ちを断ち切り、「それじゃあバイバイ」や「さぁ」などの代表曲を立て続けに熱唱。拳を振り上げ、跳ね続ける観客が会場を揺らした。


 最後のMCで椎名は「SURFACEは解散するけど、俺と永谷で音楽やるから!やめる理由がわかんねーもん」とファンへメッセージを送ると、会場からは歓声が響いた。「ありがとうー!」と観客たちが叫び続ける中、椎名と永谷はステージでがっしりと抱きあった。


 この日のライブのDVD化はすでに決定しており、5000本限定で今年秋にリリースされる予定で、今後はそれぞれソロ活動を行っていく。
椎名は7月20日に開催される『音霊OTODAM SEA STUDIO 2010』に初ソロとして出演が決定。
一方、永谷はロックバンド・Acid Black Cherryが6月30日に発売するカヴァーアルバム『Recreation 2』に収録される「天使のウィンク」のアレンジを担当する。